日本画の菩薩とちょっと違うアジャンター石窟群の壁画

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石窟とは、岩山などを掘削して造られる部屋であり、石窟で造られた寺院もこのように呼ばれることがあります。

インドには、この石窟がたくさんあり、その中でも特に有名なのがオーランガバードの近郊にあるアジャンター石窟群。

ムンバイの北東の方角にある、マハラシュトラ州にある石窟群です。

様々な大きさの石窟が30か所もあり、広大なインドの中でも、一番大きな仏教石窟寺院群といわれています。

ED治療薬が有名なインドのジェネリック医薬品メーカーである、アジャンタファーマという会社がありますが、その社名はもしかしたらこの石窟群からきているのかもしれませんね。

それほどまでに有名なアジャンター石窟群は、美しい壁画が見どころです。

インドの仏教系の遺跡は、石を彫っているものが多いのですが、アジャンターには、数多くの壁画が残されているのです。

壁画は、牛の糞や粘土、石灰などを下地として塗り、その上に天然石などを使用した顔料で描かれています。

そして、壁だけにとどまらず、天井まで埋め尽くされるように描かれた壁画は、見る人を圧倒します。

特に、アジャンター第1窟にある菩薩像の壁画は、多くの人に広く知られています。

また、アジャンター石窟群は、紀元前2世紀ごろからのものと、5世紀以降に造られたものがあります。

2世紀より前のものについては後に改造されたものもあるので、当時のままで残っているものは少ないのですが、それでも両時代に造られたものを比較することはできます。

時代の移り変わりによって変化する掘削の手法、デザインの違いを見るのも楽しいでしょう。

アジャンター石窟群を訪れるのであれば、11~1月の間がベストでしょう。

夏は非常に日差しが強くなる地域ですから、あまり観光に適していません。

また、一年を通して日中はとても暖かい地域ですが、夜は冷え込むことがありますから、上着などの準備は忘れずにしてくださいね。

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